全世界の海洋魚類収穫量の37%は飼料になっている。
遠洋漁業の捕獲量だけでみると54%以上が飼料になっている。
FAOSTAT 2002 より
海洋生態問題の主要な原因は漁業乱獲です。
要するに、魚を捕り過ぎているのです。
日本人が魚をたくさん食べているというのは、世界に知れ渡っていて、
環境問題に関心のある外国人からは、
日本人は、シーキラー(sea killer, 海を殺す民)と呼ばれています。
本当に日本人はシーキラーなのかどうか、統計を見てみると、
日本の魚類消費量は、中国に次いで2位でした。
国民一人当たりの消費は、日本が中国の2倍です。
日本の魚類消費量の内訳を見てみると、
遠洋漁猟消費の6割近くが飼料になっています。
海洋生態問題はどれくらい深刻なのでしょうか。
FAOによると、全世界の魚種資源の62%は、
緊急に管理されるべき問題に直面しています。
収穫される魚類の種類は、毎年、エコシステムの下方になってきています。
マグロやタラなどの大型の魚類は乱獲により数が減少し、
より小さな魚の捕獲に移行しているわけです。
Environmental Reivew July 1998 World Watch より
増え続ける人口の蛋白源として魚類は重要ですが、
海洋魚類収穫量の37%を家畜の飼料にしているのは、
非常に効率の悪い蛋白源利用ではないでしょうか。
- 2005/07/19(火) 05:01:56|
- 肉食と食糧問題
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